タイヤの「製造年月日」ってどこ?セリアルを知って賢くタイヤを選ぼう!

スタッドレス特集

車のタイヤを見たら、数字やアルファベットがずらっと並んでいますよね。「これって何の意味があるんだろう?」と思ったことはありませんか? 実は、この中にタイヤの製造年月日が隠されているんです! これをセリアルと呼びます。

今回は、このセリアルの見方について、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。自分の車のタイヤの状態を知るためにも、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

なぜ製造年月日が重要なのか?

「タイヤって使えれば何でもいいんじゃない?」と思う方もいるかもしれません。しかし、タイヤのゴムは時間とともに劣化していくものです。どんなに走行距離が短くても、時間が経てばひび割れや硬化が進み、本来の性能が発揮できなくなってしまいます。


古くなったタイヤを使い続けると、以下のようなリスクが高まります。

  • グリップ力の低下: 雨の日などにスリップしやすくなる可能性があります。
  • ブレーキ性能の低下: 停止距離が長くなり、危険が増します。
  • バースト(破裂)の危険性: 高速走行中にタイヤが破裂する事故につながることもあります。

安全なドライブのためにも、タイヤの製造年月日を知り、適切な時期に交換することが非常に大切なんです。

スタッドレスタイヤは特に注意!


一般的なサマータイヤだけでなく、スタッドレスタイヤは特に製造年月に注意が必要です。スタッドレスタイヤは、低温下でも柔軟性を保ち、雪や氷の上でグリップ力を発揮するために特殊なゴムが使われています。

しかし、この特殊なゴムも時間とともに劣化し、硬化が進んでしまいます。たとえ溝が十分に残っていても、製造年月日から5年が経過すると、スタッドレスタイヤとしての本来の性能(氷上・雪上性能)を失っている可能性があります。

冬道での安全を確保するためにも、スタッドレスタイヤは製造年月日をしっかり確認し、5年を目安に交換を検討するようにしましょう。

タイヤの製造年月日はどこにある?

さて、肝心の製造年月日がどこに書かれているかというと、タイヤのサイドウォール(側面)に記載されています。


通常、「DOT」という刻印の後に続く英数字の羅列の中に含まれていますが、その中でも特に注目するのは4桁の数字です。これが製造年月日を表すセリアルになります。

製造年月日の見方(セリアルを読み解く!)

4桁の数字は、以下のように読み解きます。

  • 最初の2桁: 製造された「週」を表します。1年を52週で数えるため、01から52までの数字が入ります。
  • 最後の2桁: 製造された「年」の下2桁を表します。

【例】「1523」と記載されている場合

このタイヤは、「2023年の15週目」に製造されたことを意味します。

ちなみに、1年は約52週なので、15週目というと大体3月下旬から4月上旬くらいに製造されたタイヤということになりますね。

中古タイヤ購入時にもセリアルをチェック!

中古車を購入する際や、中古タイヤを検討する際にも、このセリアルは非常に重要な情報となります。一見溝が残っていても、製造年が古いタイヤは劣化が進んでいる可能性があります。


販売店でタイヤの状態を確認する際には、ぜひセリアルもチェックするようにしましょう。

まとめ

今回は、タイヤの製造年月日を表す「セリアル」について解説しました。

  • タイヤのサイドウォールにある4桁の数字が製造年月日
  • 最初の2桁が「製造週」、最後の2桁が「製造年(下2桁)」
  • スタッドレスタイヤは、溝があっても製造後5年で性能が低下する可能性あり

この知識があれば、ご自身の車のタイヤの状態を把握したり、タイヤ交換の時期を見極めたりするのに役立ちます。安全で快適なカーライフを送るためにも、ぜひ今日からタイヤのセリアルをチェックしてみてくださいね!


「うちのタイヤ、いつ作られたんだろう?」と気になったら、ぜひ一度見てみてください。もし「もうかなり古いかも…」と感じたら、早めにカー用品店やガソリンスタンドなどで相談してみることをお勧めします。

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