夏場のタイヤバーストに要注意!適切な空気圧管理で安全運転を

タイヤ基礎知識

厳しい日差しが降り注ぐ日本の夏。エアコンの効いた車内で快適にドライブを楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。しかし、この時期は車のトラブル、特に「タイヤバースト」のリスクが高まることをご存知でしょうか?


なぜ夏場はタイヤバーストの危険性が高まるのか?

その主な原因は、タイヤ内の空気圧の膨張にあります。

ご存知の通り、空気は温度が上昇すると膨張する性質を持っています。夏場の路面温度は非常に高く、アスファルトの上では60℃を超えることも珍しくありません。走行中のタイヤは路面との摩擦でさらに熱を持ち、タイヤ内部の空気もこれに伴って大きく膨張します。

この空気圧の過度な上昇が、タイヤが耐えられる限界を超えてしまうと、突然のバースト(破裂)を引き起こしてしまうのです。バーストは一瞬にして車のコントロールを失わせ、重大な事故につながる非常に危険な現象です。


命を守る!適切な空気圧管理のポイント

では、この危険から身を守るためにはどうすれば良いのでしょうか?

最も重要なのは「適切な空気圧の維持」です。

  1. 定期的な空気圧チェックを習慣に! 月に一度は必ず空気圧をチェックしましょう。夏場は特に、出発前に目視だけでなく、空気圧計を使って確認することをおすすめします。適正空気圧は車種やタイヤによって異なりますので、運転席ドア付近や取扱説明書に記載されている指定空気圧を確認してください。
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  1. 空気圧調整は「タイヤが冷えている時」に! ここが非常に重要なポイントです。走行後の熱を持ったタイヤの空気圧を調整するのは避けましょう。熱によって膨張した状態で空気圧を下げてしまうと、タイヤが冷えた際に空気圧が不足し、かえってバーストのリスクを高めてしまう可能性があります。理想は、車を数時間停止させてタイヤが十分に冷えている早朝や、ガソリンスタンドに到着してすぐにチェック・調整を行うことです。

その他、夏場に注意したいタイヤのポイント

  • タイヤの溝の深さ 溝が少ないタイヤは、路面からの熱が伝わりやすく、ハイドロプレーニング現象も起こしやすくなります。デプスゲージを使ってスリップサインが出ていないか定期的に確認し、摩耗が進んでいる場合は早めに交換しましょう。
    • 「タイヤの寿命と安全性をチェック!デプスゲージで溝の深さを測ろう」
  • タイヤのひび割れや傷 サイドウォール(側面)にひび割れがあったり、石や釘が刺さっているなどの傷がある場合、そこからバーストにつながる可能性が高まります。日常点検で異常がないか確認しましょう。
  • 過積載は避ける 定員オーバーや、規定以上の荷物を積んでの走行は、タイヤへの負担を大きくし、バーストのリスクを高めます。
  • 高速走行時の注意 高速道路での長距離走行は、タイヤが長時間熱を持つため、空気圧のチェックをより入念に行い、サービスエリアなどで休憩を挟む際にタイヤの異常がないか確認することをおすすめします。

まとめ

夏場のドライブは楽しいものですが、タイヤのトラブルは命に関わる重大な事故につながりかねません。適切な空気圧管理と日常的な点検を心がけ、安全で快適な夏のドライブをお楽しみください。

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