あなたのスタッドレスタイヤ、まだ使える?プラットフォームで確認しよう!

スタッドレス特集

冬のドライブに欠かせないスタッドレスタイヤ。「まだ溝があるから大丈夫」と思っていませんか?実は、スタッドレスタイヤにはプラットフォームと呼ばれる、安全に走行できる期間を示す重要なサインがあります。今回は、このプラットフォームについて詳しく解説します。

プラットフォームって何?

プラットフォームとは、スタッドレスタイヤの溝の底から約50%の高さに設けられた、小さな出っ張りのことです。夏タイヤでいうところのスリップサインのようなものですが、スタッドレスタイヤのプラットフォームは、「冬用タイヤとしての使用限度」を示すマークとなります。

プラットフォームが露出しているとどうなる?

スタッドレスタイヤは、一般的な夏タイヤよりも柔らかいゴムを使用し、細かなサイプ(溝)が特徴です。これにより、低温下でも路面に密着し、雪や氷をしっかりと掴むことができます。しかし、タイヤが摩耗してプラットフォームが露出してしまうと、以下のような性能低下が起こります。

  • 雪上・氷上性能の低下: スタッドレスタイヤ本来の性能が発揮できなくなり、制動距離が伸びたり、滑りやすくなったりと、非常に危険な状態になります。特にアイスバーンではその差が顕著に現れます。
  • 排水性能の低下: 溝が浅くなることで、ウェット路面での排水性が悪くなり、ハイドロプレーニング現象が起こりやすくなります。
  • 走行安定性の低下: グリップ力が落ちることで、カーブでの安定性やハンドリング性能も低下します。

プラットフォームが露出したスタッドレスタイヤは、冬用タイヤとしては使用できません。もちろん、法令上はスリップサインが露出していなければ走行は可能ですが、冬道での安全性を確保するためには交換が必要です。

プラットフォームの確認方法

プラットフォームの確認方法はとても簡単です。タイヤの側面(サイドウォール)を見ると、「↑」のような矢印マークがあります。この矢印の延長線上、トレッド面(路面と接する部分)の溝の底に、プラットフォームがあります。


<確認のポイント>

  • タイヤの溝をじっくり見て、溝の奥にあるプラットフォームが出っ張っているか確認します。
  • プラットフォームとタイヤの表面が同じ高さ、あるいはそれ以上に摩耗している場合は、冬用タイヤとしての寿命です。

まだまだある!タイヤの寿命を見極めるポイント

タイヤの寿命は、プラットフォームだけでなく製造年月日も重要な要素です。製造年月日については、「あなたのタイヤ、まだ大丈夫?製造年月日(セリアル)を確認しよう!」の記事で詳しく解説していますので、ぜひそちらもご覧ください。

安全な冬のドライブのために、スタッドレスタイヤの状態を定期的にチェックし、適切なタイミングで交換するようにしましょう。

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